子供の頃の話です。
俺の母には年の離れた妹がいて、つまり自分から見れば叔母さんなんだけど、兄弟のいなかった俺は、その人を姉ちゃんと呼んでなついていた。
教育大を出た姉ちゃんは小学校の先生になった。
初めは他の学校に配属されたが、俺が小学5年の時に自分が通っていた小学校に異動してきた。
新学期の朝礼で校長先生に紹介され、壇上で挨拶する姉ちゃんは、普段とは全く違ってて、眩しくて凛々しくてカッコいいと思った。
姉ちゃんは学校内ではポロシャツにトレパンが定番の服装だった。
そんな服装の女教師は他にもいっぱいいた。
でも、姉ちゃんは、他の先生よりもずっとセクシーに見えた。
理由は、姉ちゃんがやや太めの体つきだったから。
ぽっちゃり系というよりもムッチリ系。
それなのに、なぜか体にピッタリ張り付くような、ピチピチのトレパンを愛用していた。
少しでもスリムに見せたい、若い女性の心理だったのだろうが、姉ちゃんの場合は、それが逆に、子供心にもイヤらしく見えたものだ。
特に腰周りに顕著に表れていた。
ピチピチだから、お尻の形がはっきり表れてしまうのだ。
俺らの学校では、毎朝、校庭でラジオ体操をしていた。
先生の中では若手の姉ちゃんは、巡回しながら体操の形が悪い子供に指導する役目だったが、一度、俺のすぐ前で、音楽に合わせて体操の見本を見せる姉ちゃんが体を曲げる度に、トレパンにお尻の谷間が食い込んで、お尻の形がほとんど露わになるのが分かった。
下に穿いてるパンツのライン付きで。
それが、女性に対する性的な芽生えを開花されてくれたきっかけのように思う。
ある日の夕方だった。
突然激しい夕立が襲ってきた。
俺の父は乗組員で、家には不在の事が多く、また母もパートに出ていたし、独りぽっちの夕食も多かった。
その日も家でテレビを見ながら飯を食っていた時のこと。
家のベルが鳴って、誰だろ?と玄関を開けると、現れたのは全身ズブ濡れになった姉ちゃんだった。
「さっきまで晴れてたのに、急に雨降ってきたから濡れちゃって…」
俺はとりあえず、これで拭きなよと言って小さなタオルを渡した。
でもそれだけではとても間に合わなかったようで、
「ねえ、悪いけど、お風呂借りてもいい?」と、向こうからお願いしてきた。
俺はOKを出すと、再びテレビ見ながらの食事に戻った。
しばらくして姉ちゃんが部屋に入ってきたのだが…。
体にバスタオル一枚巻き付けただけの姿だった。
姉ちゃんのそんな姿を見たのは、この時が初めてで、ちょっと動揺した俺は、
「ね、ね、姉ちゃん、母ちゃんの服着なよ。そんなカッコじゃ風邪引くだろ。」
「姉貴のはサイズが合わないんよ。心配ご無用。ところでアイロンどこにあるか教えて。服、乾かさなくっちゃ。」
姉ちゃんはタオル一枚のまま、俺のすぐ隣でアイロン掛けを始めた。
本人は平然としていたが、真面目な!?俺のほうがちょっと遠慮した。
避けるように台所へ食器の後片付けに行った。
少し間を置き、もう終わっただろと部屋に入ろうとした時、姉ちゃんの後ろ姿が視界に入った。
相変わらずバスタオル一枚。
ちょうど、そのタイミングで、アイロン掛け中の姉ちゃんは両膝をついて腰を曲げた。
寸足らずのバスタオルの裾の下から、露わになった生のお尻が、俺のほうに突き出してきた。
一瞬、見ちゃダメだと思ったが、視線が合わないし、遠慮なく見つめた。
親戚の俺だからこそ独占できる特権だ。
それは肉付きのいい、立派で見事な大人のヒップだった。
姿勢が座位に変わったところで、部屋に入った。
姉ちゃんは俺の存在に気づいても、裸にタオル一枚の姿をまるで恥じてる様子はなかった。
幼い時には何度も入浴して、お互い、全裸も見ていたからだろうか。
俺は姉ちゃんのタオルがさっきより下がってきてるのを見逃さなかった。
しばらくして、タオルの結び目が解けて、ハラリと開いて、床に落ちた。
姉ちゃんは、片手で胸を覆いながら、もう片方の手でタオルを拾った。
見事に生い茂った陰毛が俺に丸見えなのに、そっちは全然隠さないのだ。
いや、手は2つしかないから、本当は隠したくても隠せなかっただけか。
でもタオルを拾うと、素早く巻き直したので、やっぱり恥ずかしかったのだろう。
姉ちゃんはその後も両膝つきの姿勢と座位を繰り返した。
グラマーな姉ちゃんはバストもたわわで、腰を曲げると、胸の重力でタオルが緩み始め、姿勢を何度か変えるうちに2度、3度と、タオルが解けた。
3回目になると、もう胸を隠すのも面倒になったのか、
「バスタオルって、どうしてしっかり巻いても簡単に解けちゃうんだろ、この~。」とボヤきながら、タオルをキツく留めるために、コウモリみたいに目一杯タオルを左右に広げてから巻くポーズを採ったので、俺には姉ちゃんの体のすべてが丸見えに。
裸体を隠すのが目的でタオルを巻くのに、俺に対して裸体が全開って、なんか矛盾してないか?と思ったが、この行いも、それまでの経緯があるからゆえで、俺としては嬉しかった。
やがて6年生になり、姉ちゃんは同じ6年の、俺とは別クラスの担任になった。
毎週の体育の授業で、姉ちゃんのクラスと一緒に運動場や体育館を使うんだけど、俺のクラスの一部男子の中でも、姉ちゃんのピタパンは話題になっていた。
「杉○先生のケツ、デカくてやらしいよな。」
「胸なんか動く度にタップンタップン揺れてたぞ。」
「6月になるとプール授業で先生の水着姿が拝めるから楽しみだ。」
俺は姉ちゃんとは叔母甥の関係であることを、クラスの誰にも伝えてなかった。
姉ちゃんが赴任してきた時に、学校では「杉○先生」「山○君」と呼び合う約束をしていた。
親戚であることが分かって、些細な事でえこひいきしていると勘違いされるのを防止し、また、公私のけじめをつける意味合いからだったと思う。
苗字も違うので、俺と姉ちゃんとの関係を知らずに、
「杉○先生のヌード、一度でいいから見たいよなあ~。」
中には俺にこんな事を言ってくる奴までいた。
その頃、小学校は校舎改築中で、その年に限り、プール授業は他校の施設を借りることになっていた。
6年生は近くの中学のプールを使うことになった。
そこはプールに接する形で、男女別の更衣室があった。
同学年の2クラス単位での移動で、引率のクラス担任は男性と女性だったが、それぞれの更衣室で同性別に着替えたので、特に問題はなかった。
問題は週にもう一回あるプール授業だった。
この時は、うちのクラスと姉ちゃんのクラスの、2クラス単位で中学にやって来たのだが、引率担任が2人とも女性だったからだ。
児童のほうは男女別に分かれるとして、先生は2人とも女子更衣室を使うものと思われたが…。
俺たちが男子更衣室で着替え始めようとした時、姉ちゃんがどこか冴えない顔で、部屋に入ってきた。
あたりをキョロキョロ見回し、俺を見つけると、つかつかと歩み寄ってきて、俺のすぐ隣に陣取った。
「あれ?先生、女子更衣室で着替えるんじゃなかったの?」
「いつ、どこで事故が起こるか分からないし、先生のどちらかが男子を見守らなきゃダメなんだって…。」
話の内容から、直前にうちのクラス担任に、同じ事を告げられたのは間違いなさそうだった。
うちの担任はベテランの女教師で、姉ちゃんの立場では絶対逆らえない存在だったのだ。
建前では男子を見守る云々とは言っても、さすがに恥ずかしかったのだろう。
実際には、みんなと目が合うのを避けるように、壁を向いて着替えを始めていた。
もっとも、壁に沿って棚があるし、そのほうが理にかなうので、姉ちゃんだけでなく、俺もまわりも同じだったが。
俺の頃の小学校の体育の着替えは、6年間ずっと男女同じ教室で行い、それが当たり前とされていた。
通常の体育は勿論の事、プールの時も。
今回プール工事中で男女別になったものの、それがなければ、当然、男女同室だったはずだ。
だから、異性と一緒に水着に着替える事に対し、免疫はあった。
でも、さすがに、小学校も高学年に差し掛かると、女子に性器丸出しで着替えることに抵抗を覚え、腰にタオルを巻いて、隠しながら水着に着替えていた。
いや、本音を言えば、俺の場合は、同性相手でも意識が恥ずかしくなっていた。
この男子更衣室でも、まわりの多くはタオルを巻いて着替えていた
でも、中には精神面が幼いまま、全裸フルチンで着替える者もいた。
男子更衣室の中は、2クラス分でおよそ40人。
その中に若き女性がたった1人で放り込まれたのだから、いくら○学生相手とは言え、来年には○学生になってる連中だし、結構な緊張だったと思う。
姉ちゃんはトレパンを穿いたままの状態で腰にタオルを巻くと、慎重にじりじりとトレパンを脱ぎ始めた。
なにしろ俺の家とは違って、ここでは絶対に、着替え中にバスタオルを落とす訳にはいかない。
姉ちゃんは口を真一文字に結んだまま、なんとか腰周りまで水着を覆うことに成功した。
しかし、まだこれで終わりではない。
女性特有のおっぱいの着替えが残っていた。
俺は自分の着替えを続ける一方で、姉ちゃんがどんな方法で胸の着替えをするのか興味があった。
姉ちゃんはポロシャツの袖から腕を抜くと、シャツの中で腕を悪戦苦闘させながら、いつの間にか水着の肩紐を通すと同時に、ポロシャツを脱いで、鮮やかに着替え終了。
まるで脱皮みたいな、生まれて初めて見る、ヘンテコリンな着替え方法だったが、実は思春期の女性がよくやる着替え方だというのは、かなり後になって知った。
無事に着替えを終えた姉ちゃんだったが、プールは毎週続いたので、正直な所、時にはかなり際どいシーンに出くわす事もあった。
これは俺にも経験があるのだけど、着替え中はタオルの裾を思い切り捲れない制約があるので、(捲ると中が見えてしまう)どうしても手の動きが制限されてしまい、タオルの中で、パンツが細く、くるくるに丸まってしまう事があった。
一度そうなると、もうタオルを巻いたままでは綺麗に腰まで覆うのが難しくなってしまう。
姉ちゃんも着替え中にそうなってしまった事があって、そんな時には、背中向きに俺にギリギリまで近づき、密着寸前の状態にしてからタオルの裾を上げるのだ。
つまり、俺を盾というか壁代わりにして、他の誰にも大事な部分を見られないようにする。
でも、俺にだけは、姉ちゃんの半ケツ、そしてパンツを手で解して腰全体を覆うまでの一部始終がはっきり見えた。
完全アウェイの男子更衣室の中、姉ちゃんが頼れる、唯一の味方は俺だけだったのだ。
俺のほうにも、姉ちゃんをガードできるのは自分しかいないという思いがあって、絶体絶命のピンチの中、姉ちゃんのお尻が誰にも見えないように、立ち位置を工夫して頑張った。
ところが、姉ちゃんのタオルが、遂に着替え中に外れてしまう事態にみまわれた。
前述した、パンツを直すケースと違って、こちらは予期せず突然襲われるから、俺も壁になりようがない。
運の悪いことに、その時は上下ともに何も身に着けていないタイミングだった。
おまけに、その瞬間、キャーと叫んだものだから、更衣室にいた誰もが姉ちゃんに注目してしまった。
慌てて落ちたタオルを拾おうとする姉ちゃんだったが、背後で見るギャラリー全員には、これで背中向きの姉ちゃんの立派なヒップが丸出し。
とにかくタオルだけはいち早く取りたかったのに、ここで男子の一人が、面白半分に素早くタオルを後ろにずらした。
とっさに体が反応して、向きが反転したので、今度は姉ちゃんの正面向きの全裸が披露された。
「先生のおっぱい見えた!やったぜ!」
「先生のマン毛、見~ちゃった。見~ちゃった。」
「杉○先生のヌードショーの始まり始まり。」
素早くバスタオルを巻いたものの、もう後の祭り。
更衣室内は大騒ぎになった。
ギャラリーに背中を向けながら、再びタオル一枚で着替えを続ける姉ちゃんだったが、その目はみるみる赤く充血してきて、今にも泣き出しそうだった。
それでも健気に涙を堪える姉ちゃんだったが、最後は自らの無力さを悟ったのか、突然堰を切ったように泣き始めたのだ。
面白半分の男子どもも、この異変に気づいたのか、最後はみんな押し黙ってしまった。
この一件が余程ショックだったのか、その後の一時期、姉ちゃんは痩せてしまった。
母からもう教師辞めたいと漏らしていたと聞いた事もあった。
幸い乗り越えられたようで、やがて体重も戻ったが。
中学になってから、当時現場にいた友達の一人が、俺にこんな話をしてきた事があった。
「俺、実は小6の時の杉○先生が好きだったんだけど、お前も覚えてるだろ、先生の全裸事件。
俺、ずっとあの時の先生の裸をオカズにしてるわw」
親戚の俺としてみれば、正直、複雑な心境だった。
でも、今だから言える。
実は俺も姉ちゃんの全裸をオカズにしてましたw。
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