僕は毎回5000円払って
妻とセックスして夫婦の営みをしている
最初は嫌々払っていたが、
しばらく経つと何も思わなくなりました。
そんな生活も今年で10年
ある日僕は半分冗談で
「このバイクが欲しい」
と雑誌から切り抜いたとある大型バイクの写真を見せてみたところ、
案の定ダメの一点張り。
まあ買ってくれるわけないと思っていたのであきらめていました。
10回目の結婚記念日の日、
妻へのプレゼントを持って仕事から帰ると、
やけに豪華な食事が用意されていました。
「まあ10回目だから気合入ってんだな」
と思い、とりあえず子供も交えて食事を始めました。
食事も終わり、僕が持って帰ってきたプレゼントを渡すと
「今年はオカーサンもプレゼントがあるよ」
と長女が大きな箱を渡してくれました。
中には新品のヘルメット。
僕は通勤に原付を使用しているので、
そのためのプレゼントだと思っていましたが、ヘルメットの中には封筒が入っていました。封筒の中には妻と娘のツーショットプリクラが貼られたキーホルダー、そして何かの鍵。
「これ何の鍵?」と妻に聞くと「後でのお楽しみ!」と答えてくれませんでした。
数分して家のインターホンが鳴ったので出ると「こんばんわー!○ッドバロンです~!」と近所のバイク屋が訪ねてきたのです。玄関を開けるとそこには僕が欲しいと言っていたピカピカのバイクが置いてありました。「納車おめでとうございます。ZX-14Rです。」バイク屋のオニーサンがニコニコしながら、さっきもらった鍵とまったく同じ鍵を渡してくれました。
僕は呆気にとられていました。だいぶんおかしな顔をしていたでしょう。
「10年の結婚記念日だもんね、奮発しちゃった」
と妻がヘルメットを持って出てきました。
その時は嬉しくて何も聞きませんでしたが、数日してから妻にバイクの代金の出所を聞いてみました。すると妻は「ワタシのへそくりとアナタとエッチして稼いだお金よ!」と言って空になった妻名義の通帳を見せてくれました。
その日を境にセックスでお金を取られることはなくなりましたが、結局バイクの維持費でお小遣いが削られる羽目になりました。でもコイツは大事に乗っていこうと思います。ある意味僕と妻の「愛の結晶」なんですから。
- 関連記事
-